プレスブレーキ用安全装置 DSP-J
DSP-Jシリーズの特長
■作業に応じ、2モードを使い分けられます
1.前面・中央ゾーン全使用モード(Mode1)
2.前面ゾーン解除モード(Mode2)
(箱曲げ・小物曲げ時に使用)
■金型交換も簡単です
■微速無効・上昇無効
DSP-Jの概要
レーザー光と4つの受光ポイントが防護ゾーン(領域)をつくり、作業者の手、指を守ります。
投光器から照射されたレーザー光が、受光器のレーザー受光ポイントに届き、前面検出ゾーン、中央検出ゾーンの防護領域を作りだします。これら二つの検出領域により、作業者の指を守ります。
操作ボックス上の二つの運転モード1,2を選択することにより、加工作業をスムーズに行えます。 高速閉じ動作時、中央検出ゾーンを遮光するとプレスブレーキは停止します。
上型先端部が無効開始位置を過ぎるとスライドの速度が10mm/s以下になり、安全が確保されるのでレーザー光は無効になります。
安全な停止に必要な距離
急停止に必要な距離は、そのプレスの持つ急停止距離に5mmプラスした距離が必要となります。
安全な停止に必要な距離=急停止距離(慣性下降値)+5mm
*急停止距離はそのプレスの停止性能によります。
作業に応じた2つの運転モード
Mode1
運転モード1:
前面・中央ゾーン全使用モード
(すべての検出ゾーンが有効)
通常の曲げ加工では、ツールの高速閉じ動作の段階で、検出ゾーン全体が有効になります。
Mode2
運転モード2:
前面検出ゾーン解除モード
(箱曲げなどに有効です。受光器の無効表示灯(黄色)が点灯します。)
材料が、その形状により前面検出ゾーンの検出領域に入り、光線を遮光してしまうような場合に、有効です。
金型交換も簡単!
取付金具のレバーを緩めると、センサーがスムーズ に上下します。
また、投光器から照射されるレーザー光は線ではなく太い面上の光のため、光軸合わせも簡単に行えます
受光器を下げながら受光部にレーザー光を合わせるだけです。
仕 様
■電源仕様
電源:AC100 または200V, 周波数:50/60Hz
■レーザー仕様
レーザー光源:650nm 有効距離:15m
応答時間: 5ms レーザークラス:1M
■出力
リレーA接点出力×2ch
総合遅動時間:15ms以下
■外寸仕様
筐体: 投光器TX,受光器RX : IP65
動作温度 : 0~50℃
材質:アルミニウムポリカーボネート、
ファイバーグラス
寸法/重量 投光器TX:194×85×128mm /1300g
受光器RX:194×82×128mm /1340g
制御ユニットAL2:87×90×58mm/490g